【不払いの対策No.1】 夫が自分から支払ってくれるような工夫も|静岡市の弁護士 花みずき法律事務所

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離婚問題の基礎知識

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【不払いの対策No.1】 夫が自分から支払ってくれるような工夫も

夫が自分から養育費を支払ってくれるようにしたいのですが、どうしたら良いのでしょうか?

弁護士からのアドバイス

養育費と面会交流とはひきかえの関係にならない

よく、「養育費を支払ってもらえないから、面会をさせない!」などというやりとりがなされます。

その逆もあります。「面会させないなら、養育費を支払わない!」

確かに、人の感情としては当然のことだと思います。

もっとも、養育費も面会交流も親ではなく子供の権利なので、お互いに引き替えの主張はできないんですね。

調停や裁判でも、そのような主張は聞いて貰えません。

 

「北風と太陽」の例え話

このように、引き換えにする考え方は、「北風と太陽」のイソップの話のうち、「北風」の方法です。

つまり、「面会させない」という北風を吹き付けて、「養育費の支払」という旅人の上着を飛ばそうとする方法です。

このお話だと、北風が強く吹き付けるほど、上着をしっかりと押さえて飛ばされないようにしていましたね。

これに対して、太陽が暖かく照ったように「面会交流をスムーズにさせてやる」ことで、「養育費の支払い」という上着を脱がす方法も検討しても良いと思います。

確かに、離婚まで行っている場合には、「あんな夫に子供は合わせたくない!」と思われることも当然の心理です。これは自然なもので、それ自体は批判されるものではありません。

ただ、面会交流は子供が健全に成長していくための権利なので、子供のために、そこをグッと押さえると話し合いがスムーズに進むことが多いのも事実です。

調停の手続で、夫が婚姻費用や養育費の金額を、非常に低く言ってきたり、支払いが止まったりしても、すぐに「子供と会わせない」と言うよりも、面会を認めながら夫の心を和らげるのが、早い段階での解決につながることもあります。

もし、その後、夫が自主的に支払ってくれるようになれば、弁護士をたてて、差押申立までする必要もないことになります。

弁護士に依頼したり、強制的な手段に出る前に、一度は試してみるのも良いかもしれません。

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