Category Archives: 債権の総論的な条文の改正

債権分野全体に通じる総則の条文の改正についてご説明しています。

過失相殺の規定を明文化

民法改正(令和2年4月1日施行) 過失相殺の規定を従前の実務に合わせて明文化しました。   過失相殺で考慮すべき事由を「債務の不履行またはこれによる損害の発生若しくは拡大に関して債権者に過失があったとき」とより … Continue reading

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損害が生じる範囲の規定内容の修正

民法改正(令和2年4月1日施行) 損害が生じる範囲(相当因果関係)の要件が見直されました。   特別の事情に基づく損害賠償の要件の見直し(416条2項) ・旧法:「予見し、又は予見することができたとき」  改正 … Continue reading

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債務不履行となる要件の整理

民法改正(令和2年4月1日施行) 債務不履行となる場合の要件を整理しました。   1 全ての債務不履行についての損害賠償の要件を整理(415条1項) ・旧法では、履行不能についてだけ、債務者に責任がある事情(帰 … Continue reading

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債務不履行の規定の整理~履行遅滞と履行不能

民法改正(令和2年4月1日施行) 履行遅滞と履行不能の規定が整理されました。   1 不確定期限の履行遅滞(412条2項) ・「期限到来を知った時」に加えて、「期限到来後に請求を受けた時」も履行遅滞になると規定 … Continue reading

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受領遅滞の規定を明文化

民法改正(令和2年4月1日施行) 債権者が弁済を受け取らない場合(受領遅滞)の規定を明文化しました。   受領遅滞の効果を、旧法では「遅滞の責任を負う」とだけ規定されていたところ、これを具体的に規定しました。 … Continue reading

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債権の目的の規定を修正

民法改正(令和2年4月1日施行) 債権の目的に関する改正がされました。   1 善管注意義務の内容や程度の明示(400条) これまで「善良な管理者の注意をもって」とだけ規定されていましたが、その判断をどうするか … Continue reading

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