大学の講師をしてみて~市民と裁判

私は、ときおり大学の法学部で教えています。

 

大学生が社会人になる前に知っておくと、被害にあわなかったり、役に立ったりする法律知識を教えるのが目的です。

 

特に、講義内容が、法律の知識を事前に必要とするものではないため、大学生に限らず、社会人としての法的知識や予防法務の知識をつける講義としても使える内容にもなっています。

 

講義の回数はだいたい15回程度で、最終回に論述テストを行って採点をしています。

 

そして、教える私だけが評価をするのは不公平なので、生徒にも私が聞きたい授業の印象についてアンケートをとるようにしています。

 

アンケートでは、

「3色のマーカーを使ってホワイトボードに字や図を書く時には、色ごとに意味づけをしてほしい。」

「ホワイトボードの文字が、小さいのでもっと大きく書いてほしい」

というような要望が、今年の講義の改善につながっています。

 

また、学生からも成績をもらうということで、A(優)、B(良)、C(可)、D(不可)での採点を無記名でしてもらうよう大学の事務室に依頼しました。

 

昨年は、35人の学生が、アンケート用紙を事務局の回収簿BOXに入れてくれました。

 

評価内容としては、3名がB(良)、32名がA(優)をつけてくれました。

 

私の学生時代の成績よりもずっと良い成績なのでうれしいですね。

 

それで良い気分になって、今年も頑張っているということです。

 

確かに、疲れている時には、最初の数分くらいは講義のテンションを上げるのに苦労しますが、話し始めると意外とノリノリで楽しくなってしまうのが、私のクセです。

 

このクセを良い方向に利用して、できるだけ多くの学生に、楽しく、分かりやすい法律実務の知識を学んでもらおうと努力しています。

 

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