依頼した弁護士に違和感を感じたときは?|花みずき法律事務所

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弁護士に依頼する前に知っておこうQ&A

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依頼した弁護士に違和感を感じたときは?

現在、依頼している弁護士に不安や違和感を感じるのですが、弁護士に問題があるのかはどのように判断すれば良いのでしょうか?

弁護士からのアドバイス

弁護士の良さを判断するには

弁護士を選ぶときには、電話やメールで決めることはせず、直接弁護士と面談することをお勧めしました。
 
ただ、直接弁護士と面談をして依頼をしても、初対面で完璧な判断はできないのが普通です。
 
事件を依頼した後に、弁護士の仕事のやり方に不満を持ったり、違和感を感じたりすることもあるでしょう。
 
もっとも、仕事の内容は素晴らしいのに、その説明を依頼者に十分にすることができないことで依頼者の方が「この弁護士はダメだ」と判断することもあるようです(実際に私の受けた法律相談でそのようなケースもありました)。
 
もちろん、これからの弁護士は依頼者に分かりやすく説明することも一つの能力なので、説明をしないことを良いこととは言えません。
 
ただ、弁護士の1面だけで評価すると誤った弁護士選びをしてしまうこともあるのでご注意ください。
 
ということで、依頼した弁護士が能力的、人間的に信頼できるかは1つではなく、複数の側面から判断していくのが適切でしょう。
 

依頼中の弁護士を判断するための基準

判断要素としては、例えば、以下のようなものがあると思います。
 
 
【避けた方が良い弁護士が持つ要素】
 
 
① 態度が偉そうに感じる
 
このように依頼者が感じてしまっては、本当に相談したいことも言えないでしょう。
 
信頼関係を作るのも難しく、打ち合わせ自体が苦痛になってしまうでしょう。
 
 
② 依頼者の話を途中で遮って弁護士の思う方向に強引に持っていく
 
打ち合わせ中に、依頼者と弁護士の話す時間を割合で見た場合に、弁護士の話す時間が60%を超えていたら明らかに問題があるでしょう。
 
なぜなら、依頼者から事件解決に必要な情報をいただくという大切な作業を怠っているからです。
 
このようなやり方では、決して、良い準備書面を書いたり、依頼者が納得する和解をしたり、法廷で適切な尋問をすることはできないと思います。
 
 
③ 全て依頼者の言うなりで、弁護士から提案をしたり、意見を言うことがない
 
弁護士の仕事の専門性から考えても、それぞれの事件の特徴を把握して、依頼者の将来のメリット・デメリットを含めて分かりやすく説明することは必ず必要です。
 
ここで判断力の無い弁護士ほど、依頼者の言う通りに動きます。なぜなら、悪い結果が出た時に「ご要望通りにやりましたよね」と逃げることができるからです。
 
もし、医者が患者の言うとおりの方法で手術をしてしまったらどうでしょう?それくらい、提案や意見を言わない弁護士は危険なのです。
 
もちろん、依頼者に分かりやすく、選択肢を示しながら説明する必要があることは言うまでもありません。
 
 
④ 年齢に伴ったメリットが依頼者に感じられない
 
若い弁護士に経験が浅い人が多いのは確かですが、それを一生懸命さやフットワークでカバーしていれば腰の重いベテラン弁護士よりむしろ優れているといえます。
 
問題があるのは、若いのにオドオドして元気がなかったり、逆に妙なプライドが鼻につくような弁護士です。
 
これに対して、年齢がある程度、例えば40才以上であれば、経験年数はあることが多いでしょう。
 
そのような弁護士が、依頼者の方に適切な判断を下してくれれば心強いですね。
 
ベテランの弁護士に依頼するメリットは、適切な判断力と人生経験からくる依頼者の人生を考えた解決を考えてくれることでしょう。
 
しかし、ベテラン弁護士でも、弁護士という資格にあぐらをかいて自分を磨いていないと、人間性でも法律的な判断でも新人弁護士に劣ってしまいますので、ご注意ください。
 
 
⑤ 契約の時に説明していない多額の費用を依頼後に請求する
 
これは論外です。
 
事前に契約書を依頼者に見せて今後かかる費用を説明するのが当たり前ですし、もし、説明し忘れたのであれば、大きな額は請求をしないのが社会人としての良識でしょう。

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