投資詐欺110番

インフルエンザが流行っているようです。

 

マスク・手洗い・うがいなど、皆様お気を付けください。

 

最近の消費者被害として、投資詐欺が多いというようです。

 

2月22日午前10時~投資詐欺110番を行うことになりました。

 

ご連絡の電話番号など、詳しい告知は静岡県弁護士会のHPで追って告知いたしますので、被害にあわれた方はご連絡ください。

http://s-bengoshikai.com/

 

投資詐欺は、劇場型のものが多いです。

 

そこで良く使われるのが、レターパックとレンタルの携帯電話です。

 

ある日、高齢者の方に電話がかかってきます。

 

「審査が通った方限定でのご連絡です。A社の新規事業が非常に有望で、近々上場する予定です。元本保証で、年利5%というとても有利な投資です。投資しませんか?」

 

その後、別の人から次のような電話がかかってきます。

 

「A社に投資したいのだが、審査が通らなかった。100万円の投資証券を120万円で売ってもらえないか。」

 

そして、再度、投資勧誘の電話がかかってきます。

 

ご高齢者の方は、何となく信用できそうな金利であることや、他にも欲しい人がいるという事情から、投資したくなってしまいます。

 

そうすると、相手はこのような指示を出します。

 

「投資金は、レターパックで送付してください。中身は「現金」とは書かず「書類」と書いてください。」

 

ご高齢者の方は、これを信じて、レターパックで現金を送付してしまうんですね。

 

中には、近くの駅までお金を届けに行かれる方もいます。

 

そして、2~3カ月の間は、投資金の利息と称するお金が振り込まれて、更に投資額を増やすように誘ってくるという手法です。

 

ここで、ご注意いただきたいのは、まともな投資の場合、「レターパックで現金を送って欲しい」と言ったり、見知らぬ人がいきなり現金を取りにくることはありえないということです。

 

日頃から付き合いのある金融機関であれば、自宅に来て手続をすることもあるでしょうが、初めての業者でそのような勧誘をする場合はまず怪しいということです。

 

この場合、投資金がレターパックや手渡しで渡されていて、口座振込ではないので、口座を凍結して投資金を回収することができません

 

また、レンタルや他人名義の携帯電話だと、電話から身元が特定できません

 

投資詐欺の方法も、年々進化しているので、事前に知識を入れて予防することがとても大切になります。

 

皆様も、「レターパック」での現金送付や見知らぬ人への現金手渡しという方法が提案されたら、投資詐欺だと思って十分ご注意ください。

 

消費者被害の一般的なご説明についてはこちら

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カテゴリー: 消費者の被害

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