弁護士の仕事の進め方

12月になりますが、静岡ではまだ「本当に寒い!」という日はありません。

 

暖かい冬は歓迎ですが、寒くないと師走の雰囲気が出ませんね。

 

私は、サラリーマンの経験があるので、つい弁護士の仕事の進め方と、以前の仕事の進め方とを比べてしますことがあります。

 

普通、複数人が仕事をする時には、組織的な仕事の進め方をイメージします。

 

それぞれ分担を決めたり、会議をして進め方を検討したりしますよね。

 

ところが、弁護士の仕事をして、余りに組織的でないことに当初は驚きました。

 

弁護士が複数いる事務所では、弁護士同士が、仕事の進め方について不安や疑問に思うことを個別に意見を聞くことはあります。

 

しかし、企業や公共団体のように、問題ごとに会議で方向性を決めて、個別に行う時も、起案・報告という形でミスをなくしたり、知識を共有化することはありません。

 

ですから、共同事務所でも、お引き受けした仕事の内容は、担当した弁護士だけが知っていて、他の弁護士は全く分からないということがほとんどなんです。

 

ということは、弁護士に依頼するときには、「事務所で選ぶというよりも、「弁護士で選ばなければならないということです。

 

テレビでコマーシャルをしている東京の事務所では何十人もの弁護士が所属していたりしますが、どの弁護士にあたるかは自分では決められません。

 

また、どの弁護士が適切なのかは分かりません。

 

ですから、大型事務所であろうと、個人事務所であろうと、弁護士を選ぶときには、法律相談を「お試し商品」だと考えて、実際に弁護士に会って、相性はどうか、頼りになりそうかを検討すべきだと思います。

 

「弁護士のお話」の過去ブログ記事についてはこちらをご参照ください。

 

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カテゴリー: 弁護士の視点from静岡

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