離婚するときに忘れがちなこと

今、当事務所は改装工事をしているところです。

 

弁護士の数が増える予定のため、相談室の数を増やして、全て個室としました。

 

来月からは、相談室が全て個室となり、よりご安心してお話できます。

 

さて、日本では離婚の手続夫婦の意思でできるというのはご存知だと思います。

 

特に、裁判所に行かなくても、夫婦が合意さえすれば、市役所に離婚届を提出するだけで離婚は成立します。

離婚届のイラスト

海外では、法律の定める要件を充たさなければ、夫婦の合意があっても離婚できないという国も多いです。

 

それとは異なるため、裁判所や弁護士が関わらなくても構いません。

 

ただ、離婚するにあたっては、主張を漏らさないようにすることが必要です。

 

特に、忘れやすいのが、財産分与年金分割面会交流です。

 

例えば、妻の心理として、離婚するにあたって子供のことを第一に考える方が多いので、子供の親権や養育費は忘れません。

 

また、離婚後の生活のことを考えれば財産分与に気づきますし、傷つけられたという気持ちがあれば、慰謝料も忘れないと思います。

 

もっとも、財産分与の対象にどのような財産が含まれるかということを知らない場合、それを請求し忘れることがあります。

 

例えば、預金、投資信託や不動産について請求しても、生命保険の解約返戻金の分与夫の退職金の分与を忘れてしまうことがあります。

 

また、年金分割の請求も忘れてしまいやすいことです。

 

年金をもらうのは遠い将来のことであっても、その頃に月1万円でも年金が多ければ大分違います。

 

例えば、増えた年金月1万円を65才~85才まで貯金した場合、合計すると240万円の貯金ができるのです。

 

その年齢で240万円も貯金することは普通は無理でしょうし、それだけのお金を使えるというのであれば、生活に少しは余裕ができます。

 

そして、年金分割の請求は、離婚後2年経過するとできなくなってしまうので、離婚するときに主張しておくことが大切です。

 

また、夫が忘れそうなのは、面会交流についての適切な主張です。

 

離婚しても子供に会いたいと思っているけれど、離婚の話し合いで子供と会う条件を定めなかったり、調停で主張を忘れることがあります。

 

また、仮に離婚調停で夫が面会交流を主張しても、妻が「嫌だ」という姿勢を貫けば、話し合いは離婚の条件だけに絞られていってしまいます。

 

そうならないためには、夫から面会交流調停の申立をしておく必要があります。

 

そうすれば、離婚調停とは別事件として面会交流の話し合いをしてもらえますし、もし妻が理不尽な拒絶を続ければ、裁判所が「審判」という形で命令を出してくれます

 

こう考えると、当事者同士で話し合って離婚をするときでも、離婚の条件が決まったら、それを書き出して弁護士の無料相談で見せると、漏れがなくて安心だと思います。

 

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離婚の一般的なご説明についてはこちらをご参照ください。

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カテゴリー: 離婚のお話

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