ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない?

最近、最高気温36度とか37度とか聞いても、驚かなくなりました。

 

とはいえ、ジワジワと体にダメージはあるようで、夕方になるとバテてきているのが自分でも分かります。 

 

しかも湿気がすごくて、クーラーをかけた自動車から降りると眼鏡が真っ白に曇ってしまうことも! 

 

こんな高温多湿な夏って初めてのような気がします。 

 

何とか体力をつけようと、先月まで1週間に20kmくらいは走っていたので、体が軽かったのですが、忙しくて1ヶ月サボったとたんに体が重くなってしまうのはなぜでしょう? 

 

「付き合いや会合での飲み会が多すぎるのが悪い」と言い張って、何時までたっても生活改善をしないのが悪いんでしょうね。 

 

外部の原因のせいにするなんて、最近の自己啓発本の著者から怒られそうです(笑)。

 

そう、最近本屋へ行って「昔と比べて多くなったな」と思うのは、ビジネス本や自己啓発本なんです。 

 

私は、ジャンルを問わず本を読むため、これらの本にも昔から手を出しています。

 

歴史的名著と言われるものだけを読んでいれば問題は無いのでしょうが、出版年次が新しいビジネス本、自己啓発本は、本当に玉石混交です。

 

やはり、長い間ビジネスパーソンに読み続けられている本は、さすがに、考えさせられるものが多いです。 

 

例えば、 

 

「7つの習慣」(スティーヴン・R・コヴィー) 

 

「人を動かす」(デール・カーネギー) 

 

「マネジメント」(P.F.ドラッカー) 

 

「道をひらく」(松下幸之助)

 

です。 

 

いずれも15年以上も前から読まれている本ですので、背骨がしっかりとしていて、感銘を受けました。 

 

即効性は無いものの、長い目で見て、参考になる本でしょう。 

 

「七つの習慣」は、ビジネス研修でもパクっている人が多いらしく、マトリクスを使って、「緊急ではないけれど、重要なこと」を優先すべきだと力説している講師もいるようです。 

 

「マネジメント」は、「もしドラ」(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)で有名になったので、知っている方も多いでしょう。 

 

実は、「もしドラ」を読んだ時、最後についウルッときてしまいました(笑) 

 

ドラッカーとは全く関係の無い所で、感動しているのも変な読み方ですね。

 

「マネジメント」自体は、要約本だからか、内容が抽象的で、考え考え読む必要があるのが難点ですが、想像しながら理解していけば、色々なビジネス発想に役に立ちそうです。

 


「人を動かす」は具体例が多いのは良いのですが、多すぎて、「刷り込み現象」を狙っているのではないかと、ちょっと辟易しました。 

 

「道をひらく」は、上の3冊が欧米のキリスト教的発想をベースにしているのと比べ、日本人になじむいわば仏教的発想もあるため、私も共感を持ちやすかったです(もちろん、本物の松下幸之助より美化されているはずですが)。

 

また、最近出版されているビジネス本には、近年成功した経営者の本も色々と出版されています。 

 

例えば、 

 

「なぜ、セブンイレブンでバイトすると3カ月で経営学を語れるのか?実践ストーリー-一目でわかる図解とケーススタディで鈴木敏文流「売る力」を徹底解明!」(勝見明) 

 

のように、鈴木敏文氏の経営方法の分析を書いた本。 

 

私も成功した経営者の本は良く読みます。 

 

しかし、必ず経営での大成功には光と影があります。 

 

この影の部分を知らないで、全体像を把握できません。

 

そこで、私はセブンイレブンの成功例の本を2冊ほど読んだ後に次の本を読みました。

 

「セブンイレブンの罠~鈴木敏文の驕りとビジネスモデル大崩壊 裁かれた日本一の小売業」(渡辺 仁) 

 

どちらもタイトル長すぎですね(笑) 

 

こちらも内容が偏ってはいますが、両方読むと考える幅が相当広がります。

 

ユニクロの本も読みました。 

 

「柳井正 わがドラッカー流経営論」(NHK「仕事学のすすめ」制作班)です。 

 

もちろん、柳井氏の経営方法を独特の視点から批判している本も読んでみました。

 

「私たち『ユニクロ154番店』で働いていました」(大宮冬洋) 

 

私のイメージとしては、㈱ファーストリテイリング(ユニクロの経営会社)には、噂で過酷な労働条件を求める会社とのイメージを勝手に持っていたのですが、両方の本を読むと、単純にそうは言い切れないのかもしれないと思いました。

 

もちろん、高い離職率、常に売上のUPを要求される過酷な労働体制により、力の無い1市民が人生を狂わされていることに問題があることは確かです。 

 

しかし、柳井氏の掲げる成長戦略の一環として行われている、大量雇用し、仕事ができない人を事実上の解雇に追い込むという方法を一方的に批判しても何の解決にもならないでしょう。 

 

常に変化して、個々の会社のことなど考えない暴力的な市場で戦うには、生半可な覚悟では臨めません。 

 

私のように、資格のある自営業であっても、常に変化するニーズを把握していないと経営が傾いてしまうのですから、コンビニや洋服小売業などは常に変化と成長をしていかなければ、あっという間に潰れてしまうでしょう。 

 

そして、そのような「暴力的な市場」を形成しているのも、「できるだけ安く、良いものを」と貪欲に求める私たち1市民です。 

 

ユニクロを批判している書籍でも、体がついていかなくて退職を余儀なくされた元ユニクロ従業員が「ヒートテックって良いよね~」と言って、退職後もユニクロで買物をしているエピソードがありました。

 

私たち1人1人が意識改革をして、市場原理を変えていかない限り、ユニクロやセブンイレブンの成長戦略を簡単には批判はできないでしょう。

 

もっとも、ユニクロもセブンイレブンも経営成功の本は売れていますが、批判する方の本はいずれも初版で終わっているので、売れていないようです。

 

やはり、成功本の方がビジネス本としては価値があると判断する人が多いようです。

 

そして、私は、色々とビジネス本を読んだ後で、この本を読んでいます。

 

「ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない」(漆畑直行) 

 

「だったら読むなよ!」とツッコミがありそうです。 

 

この本は、単にビジネス本を読むことを批判するのではなく、しっかりと内容を読み込んで、価値を認める部分と批判する部分を分けているのが面白かったです。

 

本の選び方や読み方には、性格が現れると言います。 

 

私の場合、「何てへそまがりな人だろう」と言われてもしょうがありません(笑) 

 

とにかく、他人や情報に操作されるのが嫌いな性分で、これは治しようがないので、ご勘弁を。

 

「会社経営・ビジネス」の過去記事はこちら 

 

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カテゴリー: 企業法務とビジネス

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