【相談前のお悩み】
「交通事故に遭い、怪我をしてしまいました。警察からは、相手は、任意保険に入っておらず、しかも車検が切れた車に乗っていたと聞き、どうすればいいかわからず困っています。」
【弁護士のアドバイス】
1 「相手にお金があるかわかりません。治療費は、自腹になってしまうのでしょうか?」
政府保障事業を利用することで、自分の負担した治療費を政府から支払ってもらえる可能性があります。
2 「治療のために会社を休んだのですが、会社からはその分は欠勤だから、給与を減らされてしまいました。減らされた分も政府から払ってもらえるのでしょうか?」
政府保障事業は、事故による怪我の療養のために会社を休んだことで不支給となったもの(休業損害といいます)も対象となっています。
ただ、政府が調査して認めた金額のみ支払われるので、必ずしも全額となるわけではありません。
3 「事故で私の車にも傷がついてしまいました。これも政府から払ってもらえますか?」
政府保障事業は、物損(修理代など)が対象外となっているため、残念ですが修理費用を請求することはできません。
【相談・依頼後の感想】
「修理代金を受け取れないのは説明してもらって理解できました。『加害者から何も支払ってもらえないのでは?』と心配していたので、治療費や休業損害だけでも支払を受けられてよかったです。」