中国ギョーザ~前編

週末に、中国ギョーザへの毒物混入についてのニュースがありました。


天洋食品という食品会社の元臨時従業員が逮捕されたとのことです。

 

もし、この元従業員が真犯人だった場合、この犯罪に日本の刑法が適用されるのでしょうか?

 

日本の刑法では、一番最初(1条1項)に次のような規定があります。

 

「この法律は、日本国内において罪を犯したすべての者に適用する。」

 

でも、今回の事件で疑われているのは、「中国国内」の会社で、中国人が毒物を混入したというものです。

 

とすると、「日本国内」ではないから、刑法の適用は無いようにも見えます。

 

しかし、

実行行為(じっこうこうい~犯罪を行う行為)が国外で行われても、

犯罪の結果が日本国内で発生すれば、

「日本国内において罪を犯した」ことになるとされています。

 

ですから、今回の事件のように、

「毒物をギョーザに入れる行為」(実行行為)が中国で行われても、

その被害(犯罪結果)が日本で発生すれば、

日本の刑法が適用されることになります。

 

この事件では、日本では、食べた方々がひどい中毒になり、意識不明になった方もいました。

 

ですから、日本では、少なくとも中毒という傷害スーパーでの業務妨害という被害結果が生じていると言えるでしょう。

 

刑法では、殺人未遂罪又は傷害罪業務妨害罪が適用される事案です。

 

でも、日本の警察が逮捕するなどの話は出ていないですね。

 

逆に、中国での「代理処罰」などと言われています。

 

これはどういうことなんでしょうか?

 

これはまた、後編で。

 

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カテゴリー: 時事についての感想

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